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防災情報

case10

ダム管理のための降水量予測

課題

ダムの治水・利水に降水量予測データを利用したい

台風や線状降水帯による集中豪雨が近年多発する中、ダムの治水による浸水被害防止策が課題になっています。また、通常時においても、利水のために効率的な運用が求められます。降水量データはたくさんあるようですが、どれをどのように使えば効果的に活用できるのでしょうか。

解決策

予測対象とする現象とリードタイムに合わせた降水量データを選択する

降水量の予測データには、数値予報モデルGPV(GSM-GPV、MSM-GPV、MEPS、週間予報アンサンブル)、数値予報ガイダンス(GSMガイダンス、MSMガイダンス)、短時間予報(降水ナウキャスト、高解像度ナウキャスト、降水短時間予報・降水15時間予報)があります。(ここでは長期予報は対象外とします。)
データは、予測対象とする現象とリードタイム(時間にしてどれくらい前から対応を行うか)に合わせて選択します。
台風の接近を10日から3日前に予測する場合はGSM-GPVもしくは週間予報アンサンブルを用います。また、降水量をより精度良く予測するにはGSMガイダンスを用いるのがよいでしょう。
台風に伴う降水帯、または線状降水帯を2日前から半日前に予測する場合はMSM-GPVもしくはMEPSを用います。こちらも、降水量をより精度良く予測するにはMSMガイダンスを用いた方がよいでしょう。
確率的な予報にはアンサンブル予報を用います。例えば、週間予報アンサンブルは台風の接近によってある閾値以上の降水量が降る確率、MEPSは線状降水帯が形成されて豪雨になる確率、といった予報ができます。
台風の接近時や線状降水帯が発生するときに、15時間後までの降水量を予測する場合は降水短時間予報・降水15時間予報(より迅速な更新を求める場合は速報版降水短時間予報・速報版降水15時間予報)を用います。1時間後までの降水量を予測する場合は降水ナウキャスト高解像度降水ナウキャストがあります。高解像度降水ナウキャストの方が高分解能でより高度な予測手法ですが、データ容量は膨大です。

関連気象データ

気象庁データ

全球モデル(GSM-GPV日本域)

全球数値予報モデル(GSM)の日本域の出力データです。

気象庁データ

週間予報アンサンブル

週間アンサンブル数値情報モデルの出力データです。台風アンサンブル数値予報モデルGPVも含まれます(配信は条件があります)。

気象庁データ

GSMガイダンス(格子形式)

全球数値予報モデル(GSM)から作成された格子形式ガイダンスです。

気象庁データ

メソモデル(MSM-GPV)

メソ数値予報モデル(MSM)の出力データです。

気象庁データ

メソアンサンブル(MEPS)

メソアンサンブル数値予報モデル(MEPS)の出力データです。

気象庁データ

MSMガイダンス(格子形式)

メソ数値予報モデル(MSM)から作成された格子形式ガイダンスです。

気象庁データ

解析雨量・降水短時間予報・降水15時間予報

解析雨量は毎正時00分と30分の実況雨量解析値、降水短時間予報は毎正時00分と30分を初期時刻とする6時間先までの1時間毎の雨量予測値、降水15時間予報は毎正時00分を初期時刻とする7時間先から15時間先までの1時間毎の雨量予測値です。

気象庁データ

速報版解析雨量・速報版降水短時間予報

従来30分間隔だった解析雨量・降水短時間予報の速報版(10分間隔)です。算出処理の制限のため、従来の解析雨量・降水短時間予報の方が雨量の精度は良いです。防災上、速報性の高い利用用途に向きます。

気象庁データ

降水ナウキャスト

レーダー観測に基づいて作成された、1時間先までの5分毎の降水強度予測です。

気象庁データ

高解像度降水ナウキャスト

高解像度化した気象庁の気象レーダーや国土交通省のXバンドMPレーダーネットワークの観測データを利用した降水強度及び予測のデータです。

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