活用提案
防災情報から取るべき行動を判断するのに役立つツールが欲しい
防災情報は、技術の進歩により、種類や発表頻度が増えています。とるべき行動を段階的に表した警戒レベルと対応されていますが、時々刻々と変化する状況を防災情報で把握して、安全確保行動を自ら判断するのは容易なことではありません。防災情報に精通していなければWEBサイトで自ら確認するのは難しく、大量のメール等通知を受け取っても情報を整理することが難しい場合があります。できる限りわかりやすい便利なツールはないでしょうか。
防災情報タイムライン
防災情報を時系列に表示する「防災情報タイムライン」は、一目で防災情報の履歴や発表内容を把握するのに便利です。
下のスクリーンショットは大雨危険度通知をSlackチャンネルにPOSTした例です。
情報が発表された時刻や地域、危険度や警戒レベルの変化を一目で理解することができます。
この例ではSlackですが、SNSを利用すればアプリケーションを開発する必要がなくて便利です。防災情報を伝達したいグループで情報を閲覧したり、安全確保行動を促すコメントをするような活用もできると思います。
「〇〇県〇〇市の気象警報」「震度〇以上の地震情報」「〇〇市の土砂災害危険度(警戒レベル)」「〇〇河川の洪水予報(警戒レベル)」のように防災情報の種類に応じてタイムラインを作っておけば、情報が整理されて見やすくなると思います。
関連気象データ
気象庁データ
震度速報VXSE51
気象庁発表の地震情報。地震発生後に、震度3以上を観測した地域名と地震の揺れの発現時刻が速報されます。
気象庁データ
大雨危険度通知VPRN50
土砂災害、浸水害、洪水の危険度分布(キキクル)について、二次細分などの地域単位での危険度と変化状況を、10分毎に判定したデータです。※気象庁からは2019年7月10日13時00分初期値のデータより提供開始になっています。
気象庁データ
津波警報・注意報・予報VTSE41
気象庁が発表する大津波警報、津波警報、津波注意報です。地震が発生した時、地震の規模や位置を推定し、これらをもとに沿岸で予想される津波の高さを求め、発表されます。
気象庁データ
噴火速報VFVO56
気象庁発表の噴火速報。常時観測火山を対象に初めての噴火又は噴火警戒レベルの引き上げの検討が必要と考えられるような規模の噴火を確認した場合に、噴火発生の観測事実が発表されます。
気象庁データ
特別警報/警報/注意報VPWW54
気象庁発表の防災気象情報。対象区域名・市町村名、発表官署名、発表特別警報・警報・注意報、標題又は解除特別警報・警報・注意報標題、発表年月日時分又は解除年月日時分、警戒・注意事項等、警報等の発表単位の区域毎の雨量等や危険度の推移が発表されます。過去データには旧運用電文(VPWW50,VPWW53)も含まれます。
気象庁データ
記録的短時間大雨情報VPOA50
気象庁発表の記録的短時間大雨情報。 数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測・解析したときに発表されます。この情報は、大雨警報発表中に、現在の降雨がその地域にとって土砂災害や浸水害、中小河川の洪水害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量であることをお知らせするために発表されます。
気象庁データ
土砂災害警戒情報VXWW50
大雨警報(土砂災害)が発表されている状況で、土砂災害発生の危険度がさらに高まったときに、市町村長の避難指示や住民の自主避難の判断を支援するよう、対象となる市町村を特定して警戒を呼びかける情報で、都道府県と気象庁が共同で発表する情報です。
気象庁データ
指定河川洪水予報(国管理)VXKO50-69
国が管理する河川のうち、流域面積が大きく、洪水により大きな損害を生ずる河川について、国土交通省と気象庁が共同で発表する河川を指定した洪水予報です。
気象庁データ
指定河川洪水予報(府県管理)VXKO70-89
都道府県が管理する河川のうち、流域面積が大きく、洪水により大きな損害を生ずる河川について、都道府県と気象庁が共同で発表する河川を指定した洪水予報です。
気象庁データ
竜巻注意情報VPHW51
気象庁発表の竜巻注意情報。積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバーストなどの激しい突風に対して注意を呼びかける情報で、雷注意報を補足する情報として、各地の気象台等が担当地域を対象に発表されます。目撃情報がある場合は目撃情報を活用した竜巻注意情報として発表されます。
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